2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

石の血脈

石は、古代より、人間の生活には無くてはならない存在でした。 生活用具。建築用資材。装身具。極々限られた使い方ですが、食用も存在します。 これら実質的な使用方法としてだけではなく、精神的な拠り所としても、石は活用されてきました。 例えば、〈宝石…

境界線上の守り主

『南割』という地名は、何に、由来するのでしょうか。 〈割〉という言葉には、御存じのように、「分割する」という意味があります。 割り算、割り合い、割り振り、分割。 もともと、〈割〉は、「(刀で)切り分ける」という成り立ちを持つ字です。 『刂(り…

南割

さて。 伊那谷で暮らし始めて、あともう少しで、丸2ケ月。 色々な人と知り合い、仕事にも行き始め、車の運転にも、そこそこ馴れてきました。 そうそう、今朝、教科書も持っていないのに、どこかの大学の講義に出席している夢を観ました。 若しも、心の裡の…

ストレイカー

貴方は、幽霊の存在を信じますか? 貴方は、UFOの存在を信じますか? 貴方は、ネス湖にUMAが棲息していると思いますか? 貴方は、予知を信じますか? 貴方は、雪男が実際に居ると思いますか? 貴方は、呪いを信じますか? 貴方は、タイムトラベルを信…

林の中の象

一人のヒトの人生を喩える、最も、相応しい言葉とは、何か。 多くの人々が、考え、語り継ぎ、感化され、また思い、言葉にしてきました。 物語。本。詩。時。一日。夢。花。樹。河。道。旅。学校。芝居。ゲーム。 恐らく、そのどれもが当て嵌まり、得心のゆく…

イノリ

多情仏心

もっと、綺麗な月を我が手に、と眼球は嘆いた。

しまった。 まだ、栗名月、間に合ったみたい。 否、精確には、『後の十三夜』と呼ぶそうですが。 本来の栗名月は、先月の6日なのでしょう。 然も、今夜は、171年ぶりの月夜だそうです。 てな訳で、2日続けての、月の写真です。 朧月、 或いは、 薄月。 …

太陽の次。

蜻蛉の語源は、『飛ぶ羽根』に在ると謂う。 或いは、『飛ぶ棒』とも。 古くは〈トンバウ〉、と語し、その後、〈トバウ〉、〈トウバウ〉などと変化し、江戸の頃より〈トンボ〉と音するようになったとか。何よりも、蜻蛉は、何百年も前から、棒に翅が生えたよ…

Secret Window, Secret Garden

晴れた朝は、生き物たちの楽園です。 特に、幾日も雨と風が続いた後では。 雄雉が吠え、大赤啄木鳥が苔むした太枝を太鼓叩きし、蝗が跳び、車飛蝗の後肢が鳴き、それらを蟷螂が捕食しようと、凝然と草に溶け込みます。 黒猫が緩々と、彼等に分け入り、陽を浴…

あ。今日は、忘れなかった。

謎。 文字の形にしろ、その言葉の響きにしろ、 非常に心地よい語感です。 脳髄。 宇宙。 素数。 言語。 精神。 霊。 生命。 死。 科学的根拠にしろ、実証性・反証性にしろ、経験主義にしろ、何処か、在るようで無い、無いようで在るモノゴトの説明しか成り立…

雨に憂えば

今日の伊那谷さんは、 雨。 ですな。 霧。 も、です。 あれこれと 思惑多し 三連休 無情の雨。 ウチは、ウチで、先月分の出費に吃驚です。 概算で、283,023円。 然も、2カ月間、収入ゼロの状況で。 雨音が、一段と身に染みる…… 訳でもありませんが、不安は…