ストレイカー
貴方は、幽霊の存在を信じますか?
貴方は、UFOの存在を信じますか?
貴方は、ネス湖にUMAが棲息していると思いますか?
貴方は、予知を信じますか?
貴方は、雪男が実際に居ると思いますか?
貴方は、呪いを信じますか?
貴方は、タイムトラベルを信じますか?
貴方は、不老不死を信じますか?
貴方は、人体発火現象が起こり得ると思いますか?
貴方は、瞬間移動を信じますか?
貴方は、地球は空洞だと思いますか?
貴方は、転生を信じますか?
貴方は、超古代文明の存在を信じますか?
貴方は、妖怪がこの世に居ると思いますか?
貴方は、念力の存在を信じますか?
貴方は、世界の終りが来ると思いますか?
『信じる』と『思う』の違いは、何でしょう。
《なるべくなら、在ってほしくない》的なニュアンスは、『信じる』。
《ちょっと、期待しちゃう》的な感覚が、『思う』。
とすると、私は、世界の終りを期待してるという事になります。
別に、雪男は要らんしなぁ。
でも、この伊那谷で暮らしていると、雪男が居るかどうかは兎も角、知っている自然と知らない自然の二つの存在を何となく、感じてしまいます。
忽然と舞い散り始める羽虫。
夜半に響く何物かの吠え声。
微かな振動を伴う地響き。
何処までも何処までも伝わって来る騒めき。
時も、空間も、私たちが知らない部分を隠し持っている。
世界の終りすらも、ここでは、自然の摂理だと、説得されてしまいそうな。
伊那谷は、そんな気分に、させてくれます。