手相も観て戴けルンです。

 

 い癖で、お店にしろ、他人の家にしろ、本棚が置いてあったりすると、ついつい、覗いてしまいます。本棚に並んでいる本の中身と住人の関係って、意外とあるようで、ないんじゃないか、というのが、私の持論です。特に、読書の習慣がなくても、本って、少なからず、増えて行くものだし、本好きの人間だからといって、好きな本ばかりが本棚にあるとは限りません。

 

 みに、この伊那谷に引っ越して来る時、相当数の本を処分しましたが、残念乍ら、惜しいと未だに思っている本は、殆んど、ありません。唯一、あるとすれば、折角、戴いた特別な本を、間違って売ってしまったことぐらいでしょうか。

 

 ああ、出来るなら、取り戻したい。

 

 も、本棚で、その住人なりの人柄が出てしまう点が、ひとつだけあります。

 

 並べ方です。

 

 真は、今日、お邪魔した長野県箕輪町にあるお蕎麦屋さんの店内です。もともとのご自宅を、ほぼ全面その儘の形(多分、厨房も、嘗てのキッチンを、そのまま活用されていると思います。チラ観での判断ですが)でお蕎麦屋さん+カフェにしてしまったという、実に洒落たコンセプトを持つお店です。

 

 絶品なお店でした。

 

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 ね?

 

 なんとなく、人柄が伝わってくるでしょ?

 

 みに、私の本棚は、

 

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 こんな感じです。

 

 あ、ウチの場合は、本自体に、住人の色が極めて出ていますが。

 

 何が、『意外とあるようで、ないんじゃないか』だ。

 

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 うそう、ふと思い出しました。昔、劇画か何かで、主人公が、本棚に並んだ本が綺麗に整理されていることで、侵入者が居ると察知するシーンがありました。その主人公、本のタイトルが上下さかさまになっていてすら、気にならない性格だったのです。

 

 遉に、そこまでは。